目の前のものが欲しくて

日常

お気に入りというものがはたして存在するのか、と疑問に思ってる。

 

息子はいろんなものに興味津々。近くにあるものを手に取ってはじっと見つめる。それが例えトイレットペーパーの芯だろうがまじまじと見つめる。何かを手に持っていないと安心しないのか、手に持っているものを取り上げると泣く。

息子が持っていても大丈夫なものならずっと持たせておくと落ち着いた状態になる。でも、いつまでもそのまま放置しておくと興味を失って持っているものを投げ捨てる。

 

この、取り上げるとまた欲しいと興味を持つのと、取り上げないと興味を失って投げ捨てることの中間にあたる微妙な塩梅が難しい。

本当は持っていても良いものを持っていてくれるとおとなしいからずっと持っていて欲しい。でも、いずれ投げ捨てる。だから投げ捨てる前に一度取り上げてまた渡すと一番いいのかなぁと思うけど、気持ちかわいそうだよね。

ここで最初に一文に戻る。息子の中でお気に入りのものというものは存在しないのか?

好きなことはある。追いかけっこするの好きだし、絵本を読むのも好き。お風呂に入るのも好き。でもそれはお気に入りじゃないよね。

具体的にもう一つ。例えばスマホとか持っちゃいけないものは毎回取り上げるから、その場でも翌日になってでも何度も取りにいこうとする。逆に子ども向けのおもちゃは最初は楽しそうに遊んでいるんだけど、ずっと取り上げることはないからいずれ興味を失って投げ捨てる。これだけみるとお気に入りはスマホになってしまうんだよね。変じゃない?

 

お気に入りのものなんてものはまだ存在しないんだよ、たぶん。目の前にあるものは全て息子のものなんだ。気になるからよこせ!持たせろ!ただそれだけ。そう、それはまるでジャイアニズム。

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