君は僕に似てる

息子はどうやらおれにすごく似ているらしい。自分ではそう思わないんだけど、いろんな人にそう言われる。親族から友人、ほとんど面識がない人にまで。

そりゃあまあ親としては嬉しいけどね。どこが似てるんだろう。聞いてみても自分の中でしっくりくる答えはなかった。

息子が手に取ったものをなんでも口に運ぶようになってきた。もうほんとに家の中の手の届く範囲に飲み込めそうなものを置いておけない。

公園で散歩をしていても、落ちている落ち葉を拾って食べようとする。口の中に入れても安全かどうかの確認作業が始まってしまった。考える前に口の中へイン、まずけりゃペッ！料理長か。

しかし、なんでも口に入れるのはよろしくないので悠長に構えてはいられない。何かを食べようとしたら、それは食べ物じゃないよと教えてる。息子はニコニコするだけ。落ち葉はまずくないのかな。言葉よ届け。