日常

世界は優しい

日曜日は久しぶりにものすごくいい天気だった。梅雨の間の快晴は貴重。そんな時は家族みんなで公園へ行くしかない!

このご時世に小規模な音楽フェスをやっていたらしく、なかなかの混みよう。野外だから問題ないのかな。息子が昼寝をしてた都合で15時ごろに行ったからもう最後のアーティストの演奏だった。出演者のリストを見ても一組もわからんかった…地元で活躍するアーティストっぽい。息子はなんだうるせえな、といった顔で見てました。

公園はさけっこう行くんだけど、本当に優しい世界だよね。息子を一緒に連れて行くとそう思うことが多々ある。

・ケース1
公園のフェス会場に着いた時。観客席が芝生だったからレジャーシートひいて楽しんでる人がけっこういたんだよね。遠くからちらっと見てその後は公園内を散歩するかーと思ってある家族のレジャーシートの近くに立ち止まった。息子は手押し3輪バイクに乗ってる。
お母さんらしき人が息子を見てこんにちはって言ってくれる。かわいいねーって言ってくれる。後ろにいるお父さんらしき人も息子を見て顔でアクション。後から戻ってきたお子さんも息子を見て笑顔を作ってくれる。こんなの子どもがいなかったときは一度もなかったよ。特にオチがあるわけではないけど、声をかけてくれる人がすごくふえた。

・ケース2
散歩といっても息子をバイクから下ろして歩かせるとまあいろんなものに興味を持ってなかなか先は進まない。そんな時に見つけたツルツルの石。こいつが息子のお気に入りへと進化し、道中にあるいろんなものを手に取りながらのツルツルの石は手放さない。
でもね、よくわからんのだけど前を歩く知らない人には「あい!」っていって石を手渡そうとするんだよね。大事じゃないのかよとツッコミたくなる。
その時に受け取ろうとしてくれる人の多いこと多いこと。もちろん息子が歩くのを放ったらかしにしてるわけではないよ。近くを歩いて藪に突っ込んで行かないようにしたり、通行人にぶつからないようにガードしてる。それでも人の近くは通るわけで、手を120度の角度に挙げて声を上げてじっと見て渡そうとする。
立ち止まってくれる人もいたり、ありがとうバイバイってしてくれる人もいたり、本当に優しい。なにこれって世界。皆さんの優しさに感動する。

・ケース3
広い公園の中、いろんなことをやってる人がたくさんいる。ボール遊びやったりフリスビーやったり追いかけっこやったり。老若男女関係なく楽しくやってる。一面芝生でまあ言うならばどこで何をしてもいいわけです。
広い公園とはいえ久しぶりの快晴の日曜日ともなればけっこう混んでるわけで、散歩するに当たって遊んでいる人たちの近くを横切らないといけない時がある。そう言う時さ、皆さん一様にこちらを気にして一時中断してくれるか大人が気遣ってくれて場所を少し移動してくれたりするんだよね。こちらとしては申し訳ないし、別に万が一柔らかいボールが当たったところで気にしないからそのまま続けてくれていいんだけどね。でも、すごく気にかけてくれる人が多い。信じられないほどに。

 

息子と出かけるようになって、世の中はこんなにも子どもに優しいものかと思うことが本当に多くなった。そして、それに甘えてしまっている自分もいるような気がする。せめて逆の立場になった時、自分もそう言う行動がとれるようにならないとなと思った。

-日常